2025/07/07
防災・危機管理ニュース
トカラ列島近海を震源とする群発地震は7日も活発に続き、午前0時12分ごろに鹿児島県十島村・悪石島で震度5弱を観測した。気象庁によると、地震の規模(マグニチュード=M)は5.1、震源の深さは22キロと推定される。その約30分前から震度4の地震も3回あった。
同庁は引き続き最大震度6弱程度の地震が起きる恐れがあるとして、家の倒壊や土砂災害に注意するよう呼び掛けている。
十島村によると、午前0時12分の地震の被害は確認されていない。7日、悪石島に接岸中の海上保安庁の巡視船や県警の警備艇を仮眠や入浴ができる休憩所として開設したという。
群発地震が始まった6月21日から、体に感じる震度1以上の地震は今月7日午後5時までの累計で1600回を超えた。このうち揺れの最大は3日にあった震度6弱(M5.5)で、続いて5強が3回、5弱が4回発生した。
2日に宝島の北西沖で起きたM5.6の地震では小宝島で震度5弱を観測したが、それ以外の5弱以上の揺れは悪石島で観測。震源が同島南西沖の近い所に集中しているためと考えられる。
〔写真説明〕トカラ列島の悪石島=鹿児島十島村
(ニュース提供元:時事通信社)

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