総務省は8日、2025年版の情報通信白書を公表した。それによると、ニュースなどの情報源としてSNSやポータルサイトのインターネットニュースを最も多く利用する人は73.0%と、紙の新聞の13.0%を大きく上回った。14年の調査では、ネットが36.8%、新聞が48.5%だった。

 一方、メディアに対する信頼度をみると、ネットは新聞やテレビに比べ低水準にとどまった。白書はネットについて「重要な情報収集の手段になりつつあるが、偽・誤情報の流通や拡大のリスクも上昇している」と指摘、制度的対応や対策技術の開発が必要だと強調した。 

 また、10~50代の7割超がネットを「情報源として欠かせない」と回答。新聞・テレビは5割未満にとどまり、特に30代までの若年層は3割未満だった。(了)

(ニュース提供:時事通信 2025/07/08-11:02)

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