農林水産省は4日、全国のスーパー約1000店舗で先月21~27日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より40円高い3625円だったと発表した。上昇するのは10週ぶり。随意契約による政府備蓄米の販売数量が前週から減少し、価格の引き下げ効果が薄れたとみられる。
 小泉進次郎農林水産相は4日、記者団の取材に応じ、「(価格高騰は)ピークと比べても相当収まってきている」と強調。「備蓄米を試してみたいという需要が一服し、備蓄米の(販売)数量が減った」との見方を示した。 
〔写真説明〕東京の米穀店で山積みにされたコメ=7月9日(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)