2025/08/07
防災・危機管理ニュース
気象庁の南海トラフ地震の評価検討会会長を務める平田直東京大名誉教授は7日、会合後の記者会見で、「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表されて8日で1年を迎えるのを前に「臨時情報が広く知られたことは進歩だ」との見解を示した。
平田氏は臨時情報について「予知情報ではなく、可能性が高まったことを示す現状評価。南海トラフではいつ地震が起きてもおかしくない」と改めて強調。「繰り返し(臨時情報の内容を)伝えてきたことで、国民に理解いただけるようになったのではないか」と話した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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