2025/08/11
防災・危機管理ニュース
九州北部は11日も、日本海側に停滞する前線の影響で未明から朝にかけて猛烈な雨が降った。気象庁は午前0時20分に熊本県玉名市と長洲町に大雨特別警報を発表し、朝になって八代市と宇城市、氷川町、上天草市、天草市を順次追加。その後雨の勢いが弱まったのを受け、午後3時45分にこれら7市町すべて、警報に切り替えた。
熊本県によると、同県甲佐町では同日早朝、車が土砂崩れに巻き込まれ、男性1人が午後、心肺停止状態で発見された。同県八代市でも用水路に沈んだ車の中から心肺停止状態の女性1人が見つかった。熊本、福岡両県では川に流されて計5人が行方不明になったとみられる。
気象庁の立原秀一予報課長は11日午後の記者会見で、「東シナ海から前線や前線上の低気圧に向かい、非常に暖かく湿った空気が流れ込み続けたのが大雨の要因」と説明。前線が予想より南下しなかったため、熊本県で10日夜から断続的に線状降水帯が発生し、記録的短時間大雨情報が相次いで出された。
玉名市は11日午前8時10分までの12時間雨量が404.5ミリ、八代市は午前10時50分までの同雨量が385.5ミリとなり、いずれも観測史上最多記録を更新した。
前線は12日にかけて日本海側に停滞し、前線上を低気圧が東へ移動するため、広い範囲で大雨が予想される。立原課長は「熊本県では今後、少しの雨でも災害の危険が高まる」と話した。
〔写真説明〕床上まで浸水した家屋=11日午後、熊本県玉名市天水町
〔写真説明〕水浸しになった店舗の床を清掃する作業員=11日午前、熊本市
〔写真説明〕大雨で水位が上昇した白川=11日午前、熊本市
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方