政府の地震調査委員会は12日、月例会合を開き、トカラ列島近海を震源とする地震について「7月20日ごろから低下し、規模が大きな地震の回数も減少している」とした上で、「現状程度の活動は当分続く可能性がある」とする評価をまとめた。
 現在は体に感じる震度1以上の地震が1日数回起きる程度。平田直委員長(東京大名誉教授)は記者会見で、「2021~22年の活動を踏まえると、現状程度の活動は2~3カ月続くだろうが、それで終息するかは分からず、再び活発になる可能性もある」と説明。「再び活発になれば震度6弱程度の揺れもあり得るので、倒れやすい物を固定するなどして備えてほしい」と話した。 

(ニュース提供元:時事通信社)