大阪市の繁華街・道頓堀の雑居ビルから出火し、消防隊員2人が死亡した火災で、大阪府警や市消防局は19日、詳しい出火原因などを調べるため現場検証を始めた。
 火災は18日午前に発生。7階建てと5階建てのビル計約100平方メートルが燃え、約9時間後に消し止められた。
 火災では、消火活動中に現場に取り残されたとみられる浪速消防署の消防司令、森貴志さん(55)と、消防士、長友光成さん(22)が死亡。20代女性と、20~30代の消防隊員4人が煙を吸うなどして病院に搬送された。 
〔写真説明〕現場検証のため、火災が起きた道頓堀のビルに入る大阪府警の捜査員ら=19日午前、大阪市中央区

(ニュース提供元:時事通信社)