東京都は、富士山の大規模噴火による火山灰災害のリスクを可視化するため、生成AIを活用したシミュレーション動画を初めて制作・公開した。都市部における火山災害の理解促進と、都民の備えを促すことが目的。

内閣府の被害想定によれば、富士山が大規模噴火を起こした場合、火口からの距離に関わらず、東京都内には早ければ1〜2時間で火山灰が到達。多摩地域や23区の広範囲にわたり、2〜10cm以上の降灰が予測されている。交通機関やライフラインに深刻な影響を及ぼすレベルであり、都市機能の麻痺を招く可能性が高い。

都では、マスクや食料の備蓄など、日頃から富士山の噴火に備えるよう呼び掛けている。