生成AI(人工知能)検索サービスを提供する米新興企業パープレキシティに記事の著作権を侵害されたとして、日本経済新聞社と朝日新聞社は26日、記事の複製の差し止めや削除、各22億円の損害賠償などを求める訴訟を共同で東京地裁に起こした。両社は「一連の行為は記事コンテンツに対価を支払わず、大量・継続的に『ただ乗り』するものだ」としている。
 パープレキシティを巡っては、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル親会社のダウ・ジョーンズなどが昨年10月、著作権を侵害されたとして米国で提訴。日本でも今月7日、読売新聞社が計約21億6800万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしている。 
〔写真説明〕日本経済新聞東京本社(写真上)と朝日新聞東京本社

(ニュース提供元:時事通信社)