東北南部から九州にかけては31日も高気圧に覆われて晴れ、35度以上の猛暑日になる所が多かった。気象庁によると、特に東海で気温が大幅に上がり、名古屋市で40.0度を観測した。同市で40度以上になったのは2018年8月3日の40.3度以来、2回目。
 今夏、全国で40度以上を観測するのは過去最多の9日目で、13都府県の延べ30地点となった。9月に40度以上を観測した例は20年9月3日の新潟県三条市(40.4度)と同県胎内市(40.0度)しかないため、名古屋市は新潟県以外で40度以上の最も遅い例となった。今月5日には群馬県伊勢崎市で国内史上最高の41.8度を観測しており、記録ずくめの夏になった。
 31日の最高気温は、愛知県豊田市が39.6度、岐阜市が39.2度、山梨県甲州市と大阪府豊中市が38.7度。東京都心(千代田区)は36.8度で、年間猛暑日数の最多記録を25日に伸ばした。
 東北南部と東・西日本は9月上旬も猛暑日になる所がある見込み。同月1日も大半の都府県に熱中症警戒アラートが出された。 

(ニュース提供元:時事通信社)