【ラスベガス時事】米アマゾン・ドット・コムのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2日、独自の新型AI(人工知能)半導体「トレイニウム3」を使用したサーバーの一般顧客向け提供を開始したと発表した。従来製品と比べ演算性能が最大で4.4倍にアップした他、エネルギー効率も高めており、AIモデルの訓練や運用にかかる時間やコストを削減できる。
 米西部ネバダ州ラスベガスで開催している技術イベントで発表した。さらに性能を高めた次世代半導体「トレイニウム4」を開発していることも明らかにした。現行の数倍の処理性能を目指すという。
 AWSの責任者のマット・ガーマン氏は基調講演で「トレイニウムはAIインフラの限界を押し広げ続けている」と性能の高さに自信を示した。 
〔写真説明〕2日、米ラスベガスで開かれた技術イベントで基調講演するアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の責任者マット・ガーマン氏

(ニュース提供元:時事通信社)