トヨタ自動車が、取引先の中小企業との部品価格交渉で、2025年度下期(25年10月~26年3月)から値下げ要請を再開することが11日、明らかになった。価格引き下げを求めるのは4年ぶり。調達コストを抑え、競争力の強化を図る。
 トヨタは通常、部品調達先との価格交渉を年2回実施しているが、22年度上期以降は新型コロナウイルスや原材料高などの影響を考慮し、値下げ要請を控えていた。対象は下請法が適用される中小の部品メーカーなど。求める引き下げ率は各企業の経営状況や部品の種類などに応じ、個別に相談して決める。 
〔写真説明〕トヨタ自動車の社旗

(ニュース提供元:時事通信社)