2025/09/13
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】保守活動家のチャーリー・カーク氏が銃撃された事件を巡って米国社会が揺れている。昨年のトランプ氏暗殺未遂をはじめ、近年政治的暴力が相次ぐ中、若手保守層の代表格として強い発信力を持っていたカーク氏の死は、左右両派の激しい対立を巻き起こしている。
カーク氏は2024年の大統領選でトランプ氏の返り咲きを支えたこともあり、保守層の間では英雄視する動きが広がる。トランプ大統領は11日、01年の同時テロ追悼式典の演説で「彼は自由の擁護者だった」と称賛。演説に先立ち、公共施設などでの半旗掲揚を指示したほか、文民最高位の「大統領自由勲章」授与を発表した。
一方で、カーク氏が銃規制への反対や、性的少数者や人種を巡る差別的な発言で物議を醸してきただけに、批判的な立場から「銃撃は自業自得だ」という趣旨のSNS投稿も目立つ。米メディアによれば、カーク氏自らの言動が事件を招いたと取れる発言をしたとして、米放送局MSNBCが評論家を解雇する騒動も起きた。
これに保守層は反発。ランドー国務副長官はX(旧ツイッター)で、銃撃を正当化するようなSNS投稿をした外国人のビザ(査証)剥奪をほのめかした。極右活動家らは犯行の背景が明らかになる前から公然と「急進左派が事件を起こした」と非難してはばからない。実業家のイーロン・マスク氏もXに「左派は殺人政党だ」と投稿し、波紋を呼んだ。
激しい応酬に対し、オカシオコルテス下院議員(民主党)は、銃規制法案を阻止してきた共和党議員らは「今回の事態で、自ら以外を責める権利などない」と指摘。また、トランプ氏のカーク氏への対応と、今年6月に夫とともに銃撃され死亡したミネソタ州議会議員(民主党)への対応の落差を非難する声も上がっている。
〔写真説明〕10日、米ホワイトハウスで掲揚された半旗(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/05/05
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/28
-
-
-
サプライチェーン対策「行っていない」が49.7%~BCP策定状況は頭打ち、実効性に課題~
内閣府は、令和7年度における「企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」についての結果を発表した。2007年度から隔年で実施しているもので前回の令和5年度時点での調査以来となる。それによると、近年災害時などで課題になっているサプライチェーンの対策について、「サプライチェーン強靭化への取組を行っているか」との設問に対し、「行っていない」が49.7%と最も高く、次いで「行っている」が25.9%、「現在検討中」が20.7%となった。
2026/04/26
-
スマホ通知が号令、災害の初動対応訓練を開発
半導体製造装置大手の株式会社ディスコ(東京都大田区)は、平時のコミュニケーションツールを使ったさまざまな危機事案に対応できる初動対応訓練の仕組みを開発し、実践を続けている。メンバーが、危機を発生させる運営チームと対応チームに分かれ、業務中に突発的に危機事案を模擬的に発生させるとともに、通知を受け取ったチームは、即座に、訓練を開始する。リアリティーを追求した結果、たどり着いた手法だ。
2026/04/20







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方