2026/08/07
防災・危機管理ニュース
政府は7日の持ち回り閣議で、熊本地震を激甚災害に指定することを決めた。地域を限定せず、災害そのものを対象とする「本激」とした。激甚災害の指定により、河川や道路などのインフラや農業関連施設の復旧に対する国の補助率がかさ上げされる。
高市早苗首相は7日の非常災害対策本部会議で、「本格復旧に向けた取り組みの強化、農林漁業者や中小企業・小規模事業者の支援などに取り組む必要がある」と強調した。
激甚災害は、災害復旧事業に対する国の支援を手厚くし、被災自治体の財政負担を軽減する仕組み。国庫補助率が1~2割程度引き上げられる。
政府は、熊本地震を特定非常災害特別措置法に基づく「特定非常災害」に指定することも決めた。運転免許証の有効期限延長や、債務超過による破産手続きの延期など、行政上の特例が適用される。特定非常災害への指定は、1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災などに続き、9例目となる。
また政府は、地震で被害を受けた熊本県御船町を局地激甚災害に指定する見込みを明らかにした。中小企業への信用保証を強化する措置を講じる。
〔写真説明〕最大震度7の地震発生から1週間、川沿いの倒壊した建物=4日、熊本県八代市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/09/15
-
-
-
-
防災は面白くないと広がらない
地震が起きたとき、スマートフォンに通知された情報を頼りに避難を判断することが多いだろう。緊急地震速報の情報から、いまどのように動くべきかを判断できる、そんな身近な危機管理を習慣づけた1 社が、アールシーソリューション(東京都新宿区)だ。2010 年に提供開始したスマートフォンアプリ「ゆれくるコール」は、緊急地震速報を受信できるアプリとして多くのユーザーが利用している。代表取締役の栗山章さんは、数多くのユーザーに防災の重要性を広めてきた一方で、ビジネスとして成り立たせる難しさにも直面してきたという。これまでのサービス開発の経緯や、防災ビジネスへの価値観を聞いた。
2026/09/09
-
被災施設への再入場判断「戻ってはいけない」では解決しない避難後の問題
大地震が発生し、安全な場所へ避難して一息つくと、人々には「ひとまず危険のピークは過ぎた」という根拠なき安心感が芽生える。そして、さまざまな理由で「避難してきた場所に戻りたい」といった気持ちが生じる。しかし、被害がどの程度なら戻ってよいのかについての明確なルールや事例は、どこを探してもあまり見当たらない。 国には応急危険度判定という仕組みや、施設管理者が建物を緊急点検するための指針などもある。が、これらは避難直後の「戻りたいニーズ」に応える仕組みではない。ここに、避難直後の「再入場」という古くて新しい問題がある
2026/09/09
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/09/07
-
-
-
暗黙知を形式知へ、10年の徹底改善が生きた
熊本市の工務店・新産住拓株式会社(小山英文社長)は、2016年の熊本地震や近年相次ぐ豪雨災害を通じて災害対応を磨き上げてきた。発生当日は、約3割の社員が定休日で社長も不在という条件下にもかかわらず、地震発生から50分で社員の安否確認をおおむね完了し、2時間後にはホームページや顧客専用サイトで被害受付を開始した。
2026/08/24





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方