2025/09/26
防災・危機管理ニュース
国土交通省三重河川国道事務所は26日、記録的大雨で浸水被害を受けた三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」の電動式止水板について、3年半以上前から故障していたのに、必要な対応をせずに放置し、大量の雨水流入の一因になったと認めた。大吉雄人所長は「代替措置を含めた対応も行わなかった。おわびする」と陳謝した。
同日、同パーキング復旧の在り方を検討する有識者委員会で明らかにした。被害を受けた車両274台の補償について今後、検討するという。
同事務所によると、2021年12月、駐車場入り口の止水板3カ所のうち、2カ所が故障しているとの報告が駐車場の管理を委託する企業「TFI」からあった。22年1月、同事務所はTFIと協議したが、どちらが修理するかまとまらず、その後も話し合いをしていなかった。
〔写真説明〕記録的大雨で冠水した三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」=16日(国土交通省三重河川国道事務所提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-
-
-









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方