【ジャカルタ時事】インドネシア・東ジャワ州スラバヤ近郊のイスラム系寄宿学校で9月29日、建物が倒壊して生徒らが下敷きとなり、少なくとも3人が死亡した。国家災害対策庁は1日、91人が取り残されている可能性があると発表。救出作業を進めた。
 これまでに約100人が避難したり救助されたりした。がれきの下で6人の生存が確認されており、隙間から食料や水が届けられている。さらなる倒壊の恐れがあるため重機を使えず、救助が難航している。
 事故は29日午後3時(日本時間同5時)ごろ、生徒が礼拝のため建物内に集まった際に発生。上階では工事が行われていたという。当局は、建築の安全基準に問題があったとみている。 
〔写真説明〕倒壊したイスラム系寄宿学校=9月29日、インドネシア東ジャワ州スラバヤ近郊(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)