【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は8日、来週当地で開催されるIMFと世界銀行の年次総会を控えて講演し、世界の経済成長が今年と来年、トランプ米政権の高関税政策による不透明感が残るものの、「わずかな鈍化にとどまる」との見通しを示した。
 ゲオルギエワ氏は「不透明感は新たな常態となり、とどまっている」と警戒。ただ、関税引き上げの影響が「今のところ、当初恐れていたよりは厳しくない」ことや、株高といった良好な金融環境などを、経済が強さを保っている要因に挙げた。 

(ニュース提供元:時事通信社)