2025/10/09
防災・危機管理ニュース
国土交通省は、街路樹の倒木や枝の落下による事故を防ぐため、自治体向けのガイドライン(指針)を策定する。重点的に点検を行う路線を選定する際、交通量や樹齢を考慮するといった留意事項を盛り込む。自治体の人手や予算に限りがある中、効率的な巡回を後押しして安全確保につなげる狙いだ。2025年度中の公表を目指す。
ガイドラインでは、重点的に点検する路線選びで、交通量や樹齢のほか、倒木発生時の影響の大きさを踏まえるよう促す。点検の効率化につながる新技術を紹介することも検討する。
街路樹は、良好な景観づくりや歩行者の安全確保、二酸化炭素(CO2)の吸収、日差しよけ、騒音緩和の効果があり、地域によって街路樹に求められる役割が異なる。更新する場合、各地での役割を踏まえつつ、倒木や枝の落下による事故のリスクを抑えやすい中低木への植え替え検討を推奨する。また、枝が広がりにくいなど、管理が比較的容易な樹木の種類も例示する。
自治体は、車で巡回しながら道路状態を確認する際、車内から街路樹の枝が車道にはみ出たり標識にかぶったりしていないかを確認している。ただ、国交省によると、徒歩で近接目視により街路樹を確認する「定期巡回」の実施状況は低調で、人員や予算の制約により手が回っていないとみられる。
〔写真説明〕街路樹(写真はイメージ)
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 街路樹
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/05/19
-
-
-
-
追跡調査中のハンタウイルス感染症原因ウイルスにはどんな特徴が?
世界保健機関(WHO)が5月4日に大西洋を航行中のクルーズ船で乗客3人が死亡し、ハンタウイルスの感染が疑われると発表した。その後、日本人1人を含む乗員と乗客はスペイン領テネリフェ島で下船。各国で追跡調査が行われている。ハンタウイルスは、いったいどんなウイルスなのか。ハンタウイルスに詳しい北海道大学大学院の苅和宏明特任教授に聞いた。
2026/05/14
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方