【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は14日公表した世界経済見通しで、下振れリスクの一つとして、「人工知能(AI)への過度に楽観的な成長期待」を挙げた。こうした期待が後退すれば、高水準にある株価が急落する可能性があると指摘。2000年代初めのITバブルの崩壊を引き合いに、現在の「AIブーム」に警戒感を示した。
 IMFはハイテクやAI関連部門の株高について、「生産性向上への期待から押し上げられている」と分析。期待が実現しなければ、失望で株価の見直しを招くと警告した。 
〔写真説明〕1月27日、ニューヨーク街頭の株価を示す画面(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)