バルト3国のリトアニアのルギニエネ首相は27日、ロシアと同盟関係にある隣国のベラルーシから密輸たばこを載せた気球が相次ぎ飛来しているとして、同国が「ハイブリッド攻撃」を仕掛けていると非難した。リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の加盟国。NATOのルッテ事務総長は28日、「リトアニアを強力に支援する」と述べ、この問題への関与を強める考えを表明した。AFP通信が報じた。
 ハイブリッド攻撃とは、旧来の戦争とは異なる非軍事的手段を併せた攻撃手法を指す。欧州諸国は、ロシアのプーチン政権によるドローン活用やサイバー攻撃が増加していると警戒している。 
〔写真説明〕リトアニアのルギニエネ首相=8月26日、ビリニュス(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)