【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は13日、米IT大手グーグルがメディア企業のウェブサイトを検索結果で不当に下位に表示している疑いがあるとして、巨大IT企業にサービスの公平な提供などを義務付けた「デジタル市場法(DMA)」に基づく調査を開始したと発表した。
 欧州委が問題視しているのは、グーグルが2024年に導入した、サイトの検索順位の不正操作を防ぐ措置。報道機関などの信頼度の高いサイトに掲載された外部業者の商業コンテンツが一律に順位を下げられ、メディア側の正当な収益機会が奪われている可能性があるという。 
〔写真説明〕スマートフォンに表示されたグーグルのロゴ(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)