【ソウル時事】韓国南西部の全羅南道新安沖で19日夜、同国南部・済州島から南西部・木浦へ向かっていた旅客船が岩礁に乗り上げ座礁した。乗客246人、乗員21人が乗っていたが、韓国政府は20日、全員を救助し、木浦港へ移送したと発表した。聯合ニュースによると、海洋警察はいずれも40代の1等航海士とインドネシア人操舵(そうだ)手計2人を重過失致傷の疑いで緊急逮捕した。
 航海士は調べに対し「携帯電話でニュースを検索していて、操舵のタイミングを逃した」と供述している。事故海域は島や岩礁の多い危険な狭水路で、本来は手動の操舵が必要だったが、航海士は自動操舵装置を作動させていたとみられる。 
〔写真説明〕19日、韓国南西部・木浦港で座礁船から救助される乗客ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)