【カイロ時事】イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスを標的にしたとみられる空爆を実施し、5人が死亡した。AFP通信が報じた。19日にも大規模な攻撃で二十数人が死亡したばかりで、ガザ保健当局は10月の停戦開始後だけで312人以上が犠牲になったと発表。停戦の形骸化が危惧される事態となっている。
 20日の攻撃はガザ南部ハンユニス周辺が標的で、空爆や砲撃が行われた。地元病院関係者によれば、死者には1歳の女児も含まれる。
 停戦仲介役のカタールは20日、「停戦合意を脅かすものだ」として、停戦中でも攻撃を繰り返すイスラエルを批判した。 
〔写真説明〕イスラエル軍の空爆を受けて破壊された建物=20日、パレスチナ自治区ガザ(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)