2025/12/08
防災・危機管理ニュース
自動車部品の製造を委託する下請け業者に対し、発注量が大幅に減少したのに発注単価を不当に据え置いたなどとして、公正取引委員会は8日、下請法違反(買いたたきなど)で、自動車大手スズキの子会社「スニック」(静岡県磐田市)に再発防止を求める勧告を出した。
公取委によると、同社は遅くとも昨年3月以降、車のシートやパイプなどの製造を委託していた下請け10業者に対し、車の量産が終了して発注量が大幅に減ったにもかかわらず、一方的に量産時の発注量を前提とした単価に据え置いて発注していた。
公取委がこのような発注単価の据え置きで勧告するのは初めてで、該当する部品は318製品に及んだ。
車の量産が終了し、補給用のみとなると部品1個当たりの製造コストは上昇するが、同社は下請け業者と協議せずに単価を定めていた。公取委は業者側が不利益を被ったとみている。
また、長期間発注を行わないのに、下請け14業者に金型など880個を無償で保管させていた。同社は今年10月までに、保管費用相当額の一部約840万円を業者に支払ったという。
調査していた中小企業庁が11月、公取委に勧告を求める「措置請求」を行っていた。
同社は「コンプライアンスの一層の強化と再発防止に努めていく」とコメント。業者に対し、昨年3月の発注分までさかのぼって発注単価を引き上げ、差額を支払うと表明した。無償保管に関しても費用相当分の残額を支払う考えを示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/04/05
-
-
-
ドンロー主義の顕在化に揺れる世界
アメリカとイスラエルが2月28日、イランへ大規模な軍事作戦を開始。イランは徹底抗戦する構えで、中東全体を巻き込む紛争に発展しました。早期停戦が待たれるも、長期化の可能性も依然濃厚。アメリカ政治に詳しい上智大学教授の前嶋和弘氏に、トランプ政権の思惑と今後の軍事行動に影響を与える要因を聞きました。(インタビューは3月16日)
2026/03/30
-
引き合い急増する「セキュリティソムリエ」
ソフトバンクのグループ企業でIT商社のSB C&Sは2021年から、サイバーセキュリティ市場の多様化に対応するため販売パートナーへの支援活動を展開。商社の情報力・目利き力を生かしてSIerやベンダーの提案力を補強し、その先のユーザー企業へ最適なソリューションを届けています。「セキュリティソムリエ」と銘打った活動のねらいを聞きました。
2026/03/30
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方