2025/12/16
防災・危機管理ニュース
気象庁と国土交通省は16日、防災気象情報を5段階の警戒レベルに合わせて改善し、梅雨や台風シーズンに入る前の来年5月下旬に運用を始めると発表した。自治体から最も高いレベル5「緊急安全確保」が発令される特別警報と、レベル3「高齢者等避難」が出される警報との間に、レベル4「避難指示」が出される「危険警報」を新設する。
種別は「氾濫」と「大雨」、「土砂災害」、「高潮」の4種類。氾濫は全国約400の大河川が対象で、発表時には河川名と流域の関連する市町村名が示される。これまでの洪水警報・注意報の「洪水」を「氾濫」に改め、気象業務法・水防法の改正を受けて氾濫にも特別警報を導入し、差し迫った際に発表することにした。
「大雨」は中小河川の氾濫や市街地、住宅地を含む低地の浸水、「土砂災害」は急傾斜地の崖崩れや土石流が対象。「高潮」は台風や低気圧で沿岸の海水面が上昇したり、波が打ち上げられたりして生じる浸水が対象。いずれも該当する地域がある市町村名が示される。
レベル2の注意報では、住民は避難経路・場所などを確認する。レベル1は5日先までに警報級の現象が起きる可能性があるかを知らせる「早期注意情報」を受け、災害への心構えを高めるとされた。
レベルごとに取るべき行動がすぐ分かるよう、特別警報や警報などの名称の前に「レベル5」や「レベル4」などを付けて呼ぶ工夫も取り入れた。気象庁の担当者は「情報が大きく変わるため、社会に定着するよう周知したい」と話している。
〔写真説明〕気象庁(写真上)と国土交通省
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方