政府は18日、東京都庁で、大規模なインフラ障害を想定した机上演習を初めて実施した。関係省庁や東京都、電気・ガスなどインフラ事業者から計約300人が参加。国内外でサイバー攻撃などによる障害が相次ぐ中、自治体や企業と必要な対応を整理し、共有する狙いがある。
 演習は、首都圏で原因不明の大規模停電が発生し、交通や情報通信機能が停止したと想定。詳細は非公開で、内閣官房や都によると、初期の情報収集や人命救助、避難者の生活支援など発生後数日間の対応を確認した。 
〔写真説明〕大規模インフラ障害を想定した机上演習であいさつする東京都の小池百合子知事(左端)と小野田紀美経済安全保障担当相(同2人目)=18日午前、東京都新宿区

(ニュース提供元:時事通信社)