ウェアラブルIoTで作業現場の安全管理を身軽・手軽に行える。

センスウェイは、建設現場や製造業などで働く現場作業員の熱中症・転倒を検知するウェアラブルIoTソリューション「ワーカーコネクト(Worker Connect)」を提供する。バイタルデータ、位置情報、転倒状況などを腕時計型デバイスでセンシングし、専用アプリケーションによる作業場所・健康状態の可視化と異常時のアラート通知によって、熱中症の予防や転倒事故の検知を行うもの。

同ソリューションでは、腕時計型のバイタルセンサーが心拍/皮膚温度などのバイタルデータや、位置情報、転倒アクションなどを収集してゲートウェイ(受信機)に送信。ゲートウェイが受信したデータは、インターネット回線で専用のIoTプラットフォームに送信され、Webアプリがデータを表示する。心拍数/皮膚温度の異常や転倒が検知された場合には、指定されたメールアドレスにアラートメールが送信される。オプションでSMS・音声通知にも対応する。

バイタルセンサーとゲートウェイとの間の通信には、長距離が得意で遮蔽物やノイズにも強いIoT専用通信のLoRaWANを採用。工場や建設現場など、Wi-FiやBluetooth搭載のトラッカーではデータ取得が難しかった場所でも利用できるほか、通信費も安価でランニングコストを低減できる。センサーなどは設定済みの状態で提供するため、作業現場への導入もスムーズに行うことができるという。

Webアプリは、メールによるアラート機能のほか、屋外でセンサーが取得したGPS情報から位置をマップ表示する機能、作業員(各センサー)のデータを必要に応じて1カ月単位で出力するレポート出力機能などを備える。

バイタルセンサーの寸法は、45×45×13ミリメートル(時計バンド幅20ミリメートル)。重さは45グラム。動作温度は、摂氏マイナス10度〜60度。稼働時間は、送信1分間隔の場合が12時間程度、3分間隔の場合が24時間程度。

ゲートウェイの寸法は、長さ116×幅91×高さ27ミリメートル。重さは160グラム。インターフェイスは、イーサネット×1、USB×1。電源はDC5V/2A(ミニUSBポート経由)。SIMオプションも提供可能。

利用料金は、初期費用(システム・各機器の初期設定費、バイタルセンサーの機器代金など)と月額基本料のほか、追加オプションによって初期設定費や月額料金が加算される。料金体系は、管理アカウント1ID、バイタルセンサー20台以内、ビーコン10台以内を想定し、これらの数量を超える場合はカスタマイズ対応となる。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部