22日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、2.100%に上昇(債券価格は下落)した。1999年2月以来、約26年10カ月ぶりの高水準。日銀の利上げが継続するとの見方や、高市政権による財政悪化への懸念から、金利上昇が止まらない。
 日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.5%程度から0.75%程度に引き上げることを決めた。植田和男総裁は「(追加利上げをしても)実質金利は極めて低い」と述べており、市場には「日銀は来年も利上げを続ける」(国内証券)との観測が広がっている。
 高市政権の大規模経済対策に伴う国債増発への警戒感が強まっていることも、金利上昇圧力となっている。市場関係者は「来年度予算が膨らむ中、積極的に債券を買う投資家はいない」(資産運用会社)と話している。
 一方、22日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前週末比895円18銭高の5万0402円39銭と大幅上昇し、5万円台を回復した。19日の米国市場で、ハイテク株を中心に値上がりした流れを引き継ぎ、東京市場でも人工知能(AI)や半導体関連の銘柄が買われた。為替が円安で推移していることも自動車株などの追い風となり、上げ幅は一時1000円を超えた。 
〔写真説明〕2.100%に上昇した長期金利を示すモニター=22日午後、東京都中央区
〔写真説明〕前日比895円18銭高の日経平均株価の終値を示すモニター=22日午後、東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)