三重県が「機密情報の保護」を目的に、外国人の職員採用を取りやめる方向で検討していることが24日、県への取材で分かった。2026年1月下旬に県民向けのアンケートを行い、結果を踏まえ、決定する。
 県によると、外国人の社会参画を促すために、1999年度に一部を除く職種で国籍要件を撤廃。現在は知事部局などの49職種中44職種が対象となっている。記録によると医師や看護師などの専門職を中心に、これまでに9人を採用。現在、医療職に1人が在籍する。県は国籍要件を今後設けたとしても、この職員は雇用を続ける方針。 
〔写真説明〕三重県庁=津市

(ニュース提供元:時事通信社)