2025/12/24
防災・危機管理ニュース
気象庁は24日、日本の今年の年間平均気温が11月までの速報値で、平年を1.25度上回り、1898年の統計開始以来、3番目に高かったと発表した。世界の年間平均気温も統計史上3番目に高かった。いずれも過去最高は昨年、2番目は一昨年だった。
同庁異常気象情報センターの及川義教所長は「日本の季節別では夏が史上最高の猛暑になった一方、冬と3月に寒気が繰り返し流れ込んだため、年間では3番目の高さとなった」と説明。「過去3年間の(極端な)高温が今後も続くか、一時的なのかは何とも言えないが、長期的に気温が上昇していくのは間違いない」と話した。
日本の地域別では、北海道の年間平均気温が今月20日までの速報値で平年を1.9度も上回った。月末までの確定値でも、1946年の統計開始以来最も高かった一昨年(平年差1.7度)を超え、最高となる見込み。東北の速報値も平年を1.5度上回り、全国より速いペースで温暖化が進んでいる。
〔写真説明〕日本の年間平均気温グラフを示す気象庁異常気象情報センターの及川義教所長。今年は速報値で統計史上3番目の高さとなった=24日午後、東京都港区の気象庁
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-
-
-









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方