【シドニー時事】オーストラリア南東部メルボルン郊外で25日、ユダヤ教聖職者の車両が燃える火事が起きた。火は消し止められ、死傷者はいなかった。当局は放火事件として捜査している。14日にはシドニー近郊のビーチでユダヤ教徒を標的とした銃撃テロが発生し、15人が犠牲となったばかり。
 燃やされた車両の屋根には、ユダヤ教の祭典ハヌカを祝う飾りが付けられていた。豪メディアによると、聖職者は米国旅行中で、在宅の家族は避難した。アルバニージー首相は声明で「豪州に憎悪の余地はなく、止めなければならない」と強調した。 
〔写真説明〕オーストラリアのアルバニージー首相=19日、キャンベラ(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)