2026/01/06
防災・危機管理ニュース
6日午前10時18分ごろ、島根県東部を震源とする地震があり、松江市や鳥取県境港市などで震度5強の揺れを観測した。震源の深さは11キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は6.4と推定される。同28分には島根県安来市で震度5弱の揺れを観測するなど、地震活動が活発に続いた。
気象庁は揺れの強かった地域では今後約1週間、震度5強以上の地震に注意するよう呼び掛けている。
境港市と岡山市、広島県福山市では、自宅や屋内で転倒するなどし、60~90代の女性計3人が負傷。福山市ではほかに、スーパーの総菜コーナーで調理中だった女性(24)の両膝に油がかかり、軽いやけどをした。島根県でも松江市で重傷1人、軽傷2人、安来市で重傷1人、軽傷1人が出た。
同庁の海老田綾貴・地震津波監視課長は記者会見し、「(これまでに知られた)活断層がない場所で断層が横にずれて起きたが、この地域は過去の事例から地震が続発しやすいことが分かっている」と説明した。東へやや離れた場所では2000年に鳥取県西部地震(M7.3、最大震度6強)が発生した。
一方、鳥取県西部では長周期地震動階級4を観測した。同地震動は高層ビルの上層階や橋などの巨大建造物が大きくゆっくりと揺れ、被害が生じる恐れがある。4段階の階級で最大の4を同県で観測したのは初めて。
島根県東部を震源とし、体に感じる震度1以上の地震は午後4時までに17回に上った。
地震の影響で、山陽新幹線は新大阪―博多間の全線で一時運転を見合わせたが、午後1時までに順次再開。高速道路でも米子、山陰両自動車道で一部区間が一時通行止めとなった。
中国電力島根原発(松江市)では地震による異常はなく、2号機の運転を継続している。
午前10時18分の地震の主な各地の震度は次の通り。
震度5強=鳥取県境港市、日野町、江府町、松江市、島根県安来市
震度5弱=鳥取県米子市、島根県雲南市
震度4=岡山市、広島市、高松市、松山市
震度3=京都府長岡京市、大阪市、兵庫県西宮市、山口市、徳島市、高知市、福岡県柳川市、佐賀県神埼市、大分県姫島村。
〔写真説明〕地震の影響で外壁が落ちた建物=6日午後、松江市
〔写真説明〕島根県東部を震源とする地震を受け、記者会見する気象庁の海老田綾貴・地震津波監視課長=6日午前、東京都港区
〔写真説明〕地震の影響で倒壊した平浜八幡宮の鳥居前の灯籠=6日午後、松江市
(ニュース提供元:時事通信社)



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