2026/01/08
防災・危機管理ニュース
高市早苗首相は13日に韓国の李在明大統領を地元の奈良市に迎え、2026年の首脳外交を本格的に始める。16日にはイタリアのメローニ首相と東京で初の対面会談を予定。共通する目的は中国をにらんだ同志国連携の強化で、日米同盟を基軸に引き続き重層的なネットワークの構築を図る。
「取り巻く安全保障環境は当然一緒だ」。首相官邸幹部は7日、日韓首脳会談に関してこう指摘し、経済安保と地域情勢が主な議題になると説明した。李氏は4~7日に訪中し、習近平国家主席と会談しており、対中認識を巡って意見が交わされるとみられる。
高市、李両氏の会談は昨年10月に韓国・慶州で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて行ったのに続き2回目。この時に李氏が相互訪問「シャトル外交」の一環として奈良行きを提案し、高市氏が快諾した。韓国とゆかりのある奈良市の寺院を14日に2人で訪れ、親交を深める案もある。
日伊首脳会談では、英国を交えた3カ国による次期戦闘機共同開発や重要鉱物の供給網強化を通じ、安保連携を深める方針で一致するとみられる。日本外務省幹部は「欧州主要国首脳の来日は中国への重要なメッセージになる」と語る。
高市、メローニ両氏は昨年11月の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の際に控室で抱擁を交わす一幕もあり、政府関係者は「女性同士で同じ保守政治家という共通点からケミストリーが合う」との見方を示す。
高市氏は6日の自民党役員会で日韓、日伊の首脳会談に触れ、「自由と民主主義の価値観を共有する国同士として信頼関係を深めたい」と語った。2日にはトランプ米大統領と電話で話し、今春の訪米に向けた調整加速を申し合わせた。中国やロシア、北朝鮮への向き合い方を改めて確認したい考えだ。
2月8~10日にはアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領が国賓として来日。「戦略的パートナーシップ」の強化で一致する見通しだ。
一方で、高市氏は23日召集予定の通常国会前の外国訪問を見送った。日本で初の女性首相という点で海外要人の来日希望が多く寄せられているといい、首相周辺は「国会の準備もあるし、外遊を入れるのは難しかった」と語る。
〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=7日、東京・永田町
(ニュース提供元:時事通信社)

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