2026/02/10
防災・危機管理ニュース
JR山手線などで停電による輸送トラブルが相次いだことを受け、JR東日本の喜勢陽一社長は10日、東京都内の同社本社で記者会見し、「多くのお客さまの信頼を損ねたことを経営の根幹に関わる事態として重く受け止め、深くおわび申し上げる」と謝罪した。一連のトラブルについて社長が会見したのは初めて。
喜勢氏は、宇都宮線で8日深夜に発生した架線断線について、架線の摩耗が進み、交換が必要な状態だったと明らかにした上で、「人為的な取り扱いミス」と語った。
新品の架線は太さが約15ミリで、7.7ミリが使用の限界値だが、断線した架線は4.1ミリだった。年4回、検測車で行うモニタリング結果などから交換を判断するが、何らかの理由で見過ごされたとみられるという。
喜勢氏は「コロナ禍に修繕費の抑制を図る中で、安全安心輸送に対するウイークポイントができてしまった」と説明。設備の維持管理に関わる修繕費を増額するなどの再発防止策を示した。
金子恭之国土交通相は一連の輸送トラブルについて、「公共交通機関としての自覚を」と苦言を呈している。喜勢氏は「われわれ経営陣に対して向けられた言葉。しっかりと受け止めなければいけない」と述べた。 (了)
(ニュース提供:時事通信 2026/02/10-18:32)
(ニュース提供元:時事通信社)
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