経済産業省が11日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(9日時点)は、全国平均で前週比3円30銭高い161円80銭となった。160円台を付けるのは、昨年12月上旬以来3カ月ぶり。米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した原油高の影響が表れた。
 値上がりは4週連続。地域別に見ると、47都道府県全てで価格が上昇した。最も高かったのは山形の170円10銭。最も安かったのは愛知の155円60銭だった。
 急激な原油相場の上昇を受け、石油元売り会社は順次ガソリンの卸値を引き上げており、来週の店頭価格は「180円を超える可能性がある」(業界関係者)との声も聞かれる。ただ、高市早苗首相は11日、全国平均の小売価格を170円程度に抑えるため、緊急的な激変緩和措置を実施する考えを表明した。
 原油の安定供給の懸念が広がる中、先進7カ国(G7)は石油備蓄の放出など必要な対応を取ることで一致している。首相は同日、日本の石油備蓄を16日にも放出する方針を示した。 
〔写真説明〕ガソリンスタンドでの給油(資料写真)

(ニュース提供元:時事通信社)