2026/04/22
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】米上院銀行委員会は21日、トランプ大統領が指名したウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)次期議長の承認公聴会を開いた。ウォーシュ氏は「金融政策の執行に当たり厳しく独立を確保する」と明言。トランプ氏が早期利下げを求めているものの、「(政策金利を)事前に決める手法に同意しない」と述べ、要求に応じない考えを示した。
野党民主党のウォーレン上院議員は「操り人形をトップに据えることは、大統領がFRBの強大な権限を掌握することになる」と危惧した。これに対し、ウォーシュ氏は「大統領らが政策金利に関する見解を表明したとしても、金融政策の独立性を脅かすことにはならない」と反論。トランプ氏と政策金利に関する約束はしていないと言明した。
最大の焦点だった利下げ見通しには詳しく言及しなかった。米イスラエルとイランの紛争による原油相場急騰で、インフレ高進懸念が台頭。金融市場では利下げ余地が乏しいとの観測が広がりつつある。
一方、ウォーシュ氏は「FRBは人工知能(AI)が生産性に及ぼす影響を深掘りすべきだ」と述べ、将来的な利下げの可能性を示唆した。過去にはAI導入に伴う生産性向上でコスト低減が実現し、インフレ圧力が和らげば、金融緩和にかじを切ることができるとの見解を示していた。
〔写真説明〕米上院銀行委員会の承認公聴会で発言するウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)次期議長=21日、ワシントン(AFP)
(ニュース提供元:時事通信社)

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