【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ当局は17日、同国西部ダフラにあるバラカ原子力発電所敷地内の発電機が無人機による攻撃を受け、火災が発生したと発表した。放射線の安全基準に影響はなく、同国の原子力規制庁は「発電所は通常通り稼働している」と説明した。人的被害も出ていないという。
 無人機がどこから飛来したかは不明だが、米イスラエルが対イラン軍事作戦を開始した2月末以降、イランはUAEへの攻撃を繰り返してきた。イスラエルとの防衛協力を強化するUAEに対し、揺さぶりをかけた可能性もありそうだ。
 イランメディアによると、米イランの戦闘終結に向けた交渉を巡っては、協議を仲介するパキスタンのナクビ内相が16日、イランを訪問。米国との協議再開に向けてモメニ内相と会談した。「詳細な議論」が行われたというが、イランの核開発を巡る溝は深く、交渉再開にこぎ着けられるかは不透明だ。
 報道によれば、イラン・パキスタン両国内相は16日の会談で、国境を接する両国間の陸上貿易と輸送を促進することで一致。米国による海上封鎖が続く中、イランでは陸路による貿易の重要性が増している。 
〔写真説明〕アラブ首長国連邦(UAE)西部ダフラのバラカ原子力発電所=2020年2月に同原発事務局が提供(AFP時事)
〔写真説明〕パキスタンのナクビ内相(右)=4月11日、イスラマバード(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)