2024/12/12
定例セミナーダイジェスト
西友のBCM~年間活動から演習まで~
危機管理塾 11月19日
株式会社西友 人事総務本部 リスク・コンプライアンス部
リスクマネジメント ダイレクター
村上邦彦氏

従業員のBCM 教育 職域に応じて多彩に
危機管理塾は11月19日、東京・千代田区の朝日ビル会議室で開催した。国内で240店以上のスーパーマーケットを展開する西友の村上邦彦氏が、同社のBCM活動を紹介。推進体制と具体的な取り組みを1年間のサイクルにそって発表した。
同社は従業員1万9000人のうち大半がパートタイマー。そのためBCM活動も全社一律ではなく、本社、店舗、総菜工場、物流センターなど、各事業の機能と求められる対策をふまえて行っているという。
教育・訓練のメニューは、安全衛生から防火・防災、防犯、BCPに至るまで多彩。これらを「一般従業員向け、職長・店長向け、危機対策本部メンバー向け、ビジネスユニット向け、経営層向けなど、職域の役割に応じ内容を変えて行っている」とした。

それらの年間スケジュールは、年末から年始にかけて事業ごとに設定し、計画的に実施している。
自衛消防訓練は年2回行う。村上氏は「自衛消防訓練は火災だけに終わらせないことがコツ」と指摘。「原則として、地震発生を想定とし、その後火災が起きたというシチュエーションにする。これによりシェイクアウト(身の安全を図る行動)をいっしょにできる」と話した。
また各店舗には、啓発活動として「安全トピックス」と銘打った壁新聞を毎週作成して配布。従業員の目につく場所への掲示を求めている。年間52 回に及ぶテーマは、食品の安全、メンタルヘルス、地震対策などさまざま。「時局の話題をとらえてトピックスを立てる。機会があるごとに啓発し、従業員の気づきを得たい」と述べた。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方