2026/06/25
防災・危機管理ニュース
信号無視などの違反歴がある75歳以上の高齢運転者に義務付けている「運転技能検査」について、警察庁は25日、検査を受けた人がその後に事故を起こした割合が、検査対象外の人に比べ約2.8倍高いとする調査結果を公表した。
同庁は検査が十分機能していない可能性があるとして、内容の見直しに着手。制度改正を議論する有識者会議を立ち上げ、8月にも報告書をまとめる方針だ。
運転技能検査は、高齢者の身体機能の衰えなどを見極めて事故を防ぐ目的で2022年に導入された。運転免許更新前の3年間に信号無視や速度超過など16類型の違反をした高齢運転者が対象。標識、信号に従った走行やハンドル・ブレーキの操作を減点方式で確かめる実車試験にパスしないと更新できない。例年、更新者の1割弱が対象で、25年は15万6513人が受検し、93%が合格した。
警察庁は23年5~8月に検査に通った5270人と、違反がなかった人向けの「高齢者講習」を受けた8233人について、その後2年間の事故や違反の状況を追跡調査。その結果、事故件数は受検者が計83件、講習受講者は計47件で、事故率を示す10万人当たりに換算した件数は受検者の方が約2.8倍多く、75~79歳に限れば約4.5倍もの差があった。違反件数も約2倍の開きがあった。
〔写真説明〕運転免許試験場=資料
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 高齢者
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方