厚生労働省は3日、インフルエンザが全国的な流行シーズンに入ったと発表した。9月28日までの1週間に全国約3000の定点医療機関から報告された患者数が1機関当たり1.04人となり、流行入りの目安となる「1人」を上回った。
 厚労省によると、過去20年間で2番目に早い流行入り。1年を通して流行した2023年を除き、最も早かったのは09年だった。
 定点当たりの患者数を都道府県別に見ると、最多は沖縄(8.98人)で、東京(1.96人)、鹿児島(1.68人)、福岡(1.55人)が続いた。最少は鳥取(0.03人)で、秋田や岩手、徳島なども少なかった。
 同省は、手洗いやマスク着用のほか、予防接種を受けるよう呼び掛けている。 
〔写真説明〕厚生労働省=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)