2026/06/30
防災・危機管理ニュース
政府は30日の経済財政諮問会議(議長・高市早苗首相)で、経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」の原案を示した。「強い経済」の実現に向け、戦略分野への成長投資・危機管理投資を軸とする経済財政運営に抜本転換。実質で1%、名目で3%を上回る経済成長の早期定着を目標に掲げた。
高市首相は会議の席上、「日本と日本人の底力を生かし、総合的な国力を徹底的に強くしていく」と述べ、「高市内閣の使命だ」と表明した。今後、与党ともさらに調整を進め、7月中旬に骨太方針の閣議決定を目指す考えだ。
原案では、2027~40年度を対象とする「責任ある積極財政に基づく『中長期経済財政計画』」を盛り込んだ。人工知能(AI)・半導体など戦略17分野に官民で370兆円超を投資し、40年度に名目GDP(国内総生産)1100兆円に迫る経済成長の実現を目指す。
これに併せて予算編成方針も刷新し、潜在成長率引き上げにつながる分野への「強く豊かな日本」投資枠を創設。経済安全保障上、特に重要な分野は特別会計で別枠管理し、償還財源を前提とする「つなぎ国債」で必要な資金を調達する。
財政目標については、国・地方の総債務残高の対GDP比を安定的に低下させることを中核に据えた。単年度黒字化を重視してきた基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)は複数年管理とし、景気変動や成長投資に伴う一時的な悪化も容認する。
〔写真説明〕経済財政諮問会議で発言する高市早苗首相(手前右)=30日午後、首相官邸
(ニュース提供元:時事通信社)

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