台風15号は11日午後8時ごろに茨城県南部に上陸した後、東日本を横断して12日午前7時ごろに福井県沖に抜け、同9時に日本海の京都府沖で熱帯低気圧に変わった。東北から中国地方にかけての広い範囲で雨が降り、気象庁は大雨に警戒を呼び掛けた。強風やひょうにも注意が必要という。
 台風が東から西へ進んで上陸するのは珍しく、茨城県への上陸は同庁の1951年の統計開始以来、初めてだった。総務省消防庁によると岩手県で2人、茨城県で4人、栃木県で1人の計7人が軽傷を負った。
 栃木県日光市では12日午前1時10分すぎに最大瞬間風速22.7メートル、石川県珠洲市では午前4時20分すぎに同17.6メートルを観測した。岩手県久慈市では午前0時20分までの24時間雨量が171.5ミリ、日光市では午前10時までの同雨量が160.5ミリに上った。
 一方、小笠原諸島の南方海上では12日午前9時、大型の台風17号が発生した。中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速18メートル。南側650キロ以内と北側390キロ以内が風速15メートル以上の強風域。今後北上し、17日には関東から東へ離れた海上へ進むと予想される。 
〔写真説明〕気象庁=東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)