【シリコンバレー時事】対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIは18日、AIモデルの開発過程における安全対策を拡充すると発表した。インターネットからの隔離の強化や、新たな監視システムを導入。7月に同社のAIが「暴走」し、意図せず他社を攻撃する事案が発生したことを受けた措置だ。
 事案では、AIモデルが未知の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用し、隔離された環境から脱出してインターネットへのアクセスを得ていた。オープンAIは、モデルによって生成されたプログラムなどについて、より強固な隔離環境で実行するよう義務付けた。ネットから隔離するための制御策も改善し、単体の対策が破られただけでは脱出できないようにした。
 さらに、最先端のAIを対象に、不正アクセスやセキュリティー対策の回避などの試みを監視する新たなシステムを導入。また、最新モデルの学習を2週間中断するなど、開発のペースを一時的に緩めたことも明らかにした。 
〔写真説明〕オープンAIとチャットGPTのロゴ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)