2026/08/26
防災・危機管理ニュース
環境省は、太陽光発電設備の導入を後押しする補助事業について、パネル本体への支援を廃止する方針を固めた。価格が下落しているためで、2027年度以降に新設する分を対象外とする。今後は産業競争力強化の観点から、国内で原料調達できる次世代型太陽電池「ペロブスカイト」の導入支援に重点を置き、27年度予算概算要求には26年度予算の4倍となる280億円を関連経費として盛り込む見通しだ。
補助の対象外とするのは、従来型のシリコン製パネルの購入費。工事費は原則として引き続き支援し、継続中の事業に対する補助も続ける方向だ。
同省は現在、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、駐車場や農地に太陽光発電設備を設置する事業者らに対し、購入費や工事費、人件費などの経費を定額または一定の割合で補助している。ただ、政府が補助金の見直しに当たって実施した意見公募では「パネル支援による国内産業への恩恵が限定的」などの声が多数寄せられていた。
従来型の太陽光パネルは、世界市場の8割超を中国が占め、国内供給の大部分を輸入に頼る。価格は世界的な大量生産を背景に、ピーク時の半額程度に下落した。一方、日本はペロブスカイトの主原料であるヨウ素の世界2位の生産国。政府は産業競争力の強化に向け、40年にはペロブスカイトで原発20基分に相当する20ギガワットの発電を賄う目標を掲げる。
太陽光発電事業を巡っては、大規模開発によるトラブルも相次ぐ。このため、環境破壊や災害のリスクが少ない「地域共生型」の再エネ導入を促す狙いもある。
〔写真説明〕農地に設置された太陽光パネル=2025年3月10日、福島県南相馬市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- 太陽光パネル購入補助廃止へ=次世代型導入に重点―環境省
- 台風18号、沖縄本島付近を通過=奄美、土砂災害に厳重警戒―気象庁
- バヌアツ火山噴火、日本で津波ない=気象庁
- 新耐震基準の空き家も対象に=売却時の税制優遇―国交省要望
- 日系自動車メーカーに打撃=米大統領、カナダ関税上げ表明
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/25
-
暗黙知を形式知へ、10年の徹底改善が生きた
熊本市の工務店・新産住拓株式会社(小山英文社長)は、2016年の熊本地震や近年相次ぐ豪雨災害を通じて災害対応を磨き上げてきた。発生当日は、約3割の社員が定休日で社長も不在という条件下にもかかわらず、地震発生から50分で社員の安否確認をおおむね完了し、2時間後にはホームページや顧客専用サイトで被害受付を開始した。
2026/08/24
-
-
-
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方