中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が31日、中央アジア・キルギスの首都ビシケクで会談した。タス通信によると、プーチン氏は両国の協力があらゆる分野で順調に発展していると強調した。中ロ首脳会談はプーチン氏が北京を訪問した5月以来で、今回は両国主導の上海協力機構(SCO)首脳会議開幕に合わせて実施。中ロの結束を誇示した形だ。
 習氏とプーチン氏は「ニーハオ」と中国語であいさつ。習氏は会談で、SCOに関し「地域の安定維持と発展の促進という重要な使命を担っている」と指摘し、影響力の向上に意欲を示した。中国国営新華社通信によると、習氏は「ロシアを含む各方面と共に平等で秩序ある世界の多極化を推進する用意がある」と述べた。
 プーチン氏は、ロシアが昨年12月に導入した中国人向けの短期滞在ビザ(査証)の免除を受け、今年上半期に観光客が43%増加したと指摘。免除を恒久化する用意を表明した。また、26日にネパールと中国の国境地帯で発生し、死者・行方不明者が計5700人以上となった土石流災害について習氏に哀悼の意を表した。
 ロシアのペスコフ大統領報道官は、会談の主な議題は中ロの貿易・経済協力だったと明らかにした。国際情勢は主要なテーマではなかったとし、ロシアのウクライナ侵攻は「実質的に議論しなかった」と説明した。 
〔写真説明〕31日、キルギスの首都ビシケクで会談に臨む中国の習近平国家主席(右)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)