【カトマンズ、北京時事】ネパールと中国の国境地帯で起きた土石流災害で、ネパール側にある複数の水力発電所トンネル内に閉じ込められた人の救出作業が8月31日も続いた。ロイター通信によれば数百人が内部にいる可能性がある。中国やインドの専門技術者も協力し、掘削機を使うなどして進入を試みている。
 ネパール当局は同日、死者が939人になったと発表。中国側と合わせ犠牲者は950人を超える。両国で依然計4400人以上の行方が分かっていない。
 ネパール当局は先に不明者を4247人と発表していたが、3925人に下方修正した。日本から訪れていた5人家族の行方も分かっていない。
 災害の原因は氷河の大規模な崩落とみられており、国をまたぐ情報共有の課題も浮き彫りになりつつある。ロイターは5月にネパールと中国が災害リスク低減に向けた会議を開いたものの、その後中国側から氷河の危険性に関する十分なデータ共有がなかったとする複数のネパール当局者の話を伝えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)