鹿児島県屋久島町は4日夜から5日明け方にかけ、台風24号や熱帯低気圧の影響で線状降水帯が断続的に発生し、大雨となった。気象庁は同日午前5時10分、警戒レベル5の土砂災害特別警報を発表した。同庁の細見卓也予報課長は記者会見し、「崖崩れや土石流が発生する可能性があり、安全な場所に避難してほしい」と呼び掛けた。
 屋久島町・尾之間では午前5時半までの24時間雨量が490.5ミリに上り、この地点の統計史上最多記録を更新した。午前0時半すぎには最大瞬間風速25.9メートルを観測した。
 24号は沖縄の北方海上、熱帯低気圧は沖縄から南東へ離れた海上にある。細見課長によると、これらの影響で屋久島には南東から暖かく湿った空気が流れ込み、東寄りの風とぶつかって積乱雲が発達した。
 24号は午前9時、沖縄県・久米島の北約170キロの海上を時速15キロで南南西へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。北西側440キロ以内と南東側280キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 一方、東・西日本の太平洋沿岸付近には前線が停滞し、熱帯低気圧が6日にかけて北上、接近する見込み。太平洋側を中心に6日から7日にかけ、再び大雨になる恐れがある。
 6日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部200ミリ、奄美180ミリ、東海100ミリ、関東甲信と近畿、沖縄80ミリ。
 その後、7日午前6時までの同雨量は、関東甲信と東海、近畿、四国、九州南部で200ミリ。8日午前6時までの同雨量は、東海と近畿200ミリ、関東甲信と四国150ミリ、九州南部80ミリ。 
〔写真説明〕気象庁

(ニュース提供元:時事通信社)