2026/09/10
防災・危機管理ニュース
身代金目的でデータを暗号化するウイルス「ランサムウエア」の被害が今年上半期(1~6月)で123件確認され、統計の残る2020年以降では半期ベースで最多となったことが10日、警察庁が公表したサイバー空間を巡る脅威情勢で分かった。手口の巧妙化で被害が拡大傾向にあるという。
同庁によると、上半期の被害報告は前年同期比7件増。31件が大企業の被害だった。全体の半数超が復旧に1カ月以上要し、全業務が停止した会社も9件に上った。被害額も6割が1000万円を超えたという。
警察庁が検知した不審なアクセス数は上半期、1日当たり約1万3700件と昨年同期の1・5倍に急増。ランサムウエアなどの攻撃元が端末の脆弱(ぜいじゃく)性を確かめている可能性があるという。
インターネットを利用した詐欺の被害額は、前年同期比45%増の1755億円で過去最悪ペース。被害金をネットバンキングで振り込ませる手口が顕著に増えている。
偽のメールで誘導し、パスワードなどを盗む「フィッシング」の報告件数は約73万件。前年より減少したが深刻な状況が続く。解析では、送信元サーバーの所在地の45%が中国と推定され、日本14%、ブラジル10%と続いた。
〔写真説明〕警察庁=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

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