2026/09/16
防災・危機管理ニュース
政府の火山調査委員会は16日、噴火警戒レベル3(入山規制)となった北海道の十勝岳について臨時会合を文部科学省で開き、「今後、規模の大きな火山性地震の明瞭な増加が認められた場合には、マグマ噴火が発生する可能性がある」との評価をまとめた。十勝岳で前回マグマ噴火が起きたのは1988~89年で、人的被害はなかった。
清水洋委員長(九州大名誉教授)は記者会見で、「切迫性は分からないが、本格的な噴火が起きる可能性が高まっている」と指摘。その上で「現状では(人的被害があった)62年のマグマ噴火の規模にはならないが、88~89年のような噴火のポテンシャルはある」との見方を示した。
十勝岳は7月22日にごく小規模な噴火が22年ぶりに発生し、8月5、6両日にも同規模の噴火があった。今月12日に規模の比較的大きな地震(マグニチュード=M1.8)が起き、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から3に初めて引き上げられた。62年の噴火前にはM3.6、88~89年の噴火前にはM2.7の地震がそれぞれ起きていた。
レベル3では火口から約3キロの範囲で大きな噴石の飛散などに警戒が呼び掛けられているが、積雪期に本格的な噴火が起きた場合、より広範囲に影響を及ぼす「融雪型泥流」の発生が懸念されている。気象庁は現状の活動状況のまま積雪期に入ったと判断した場合、レベル4(高齢者等避難)に引き上げる方針。
〔写真説明〕北海道・十勝岳の活動について記者会見する火山調査委員会の清水洋委員長(中央)=16日午後、文部科学省
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 噴火
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/27
-
個人情報漏えいはPHP修正で止まらない続発する不正アクセス
Webシステムからの個人情報漏えいが止まらない。企業規模を問わず、不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次いでいる。さらに、Webシステムで広く利用されているプログラミング言語PHPの重大な欠陥が公表され、政府が修正対応を呼びかける事態にまで発展した。なぜ今、個人情報の漏えいが急増しているのか。10月7日にいち早く分析結果を公表したマクニカ・セキュリティ研究センターの瀬治山豊氏に話を聞いた。
2026/10/27
-
-
-
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方