2026/09/21
防災・危機管理ニュース
大型で強い台風25号は21日午後、伊豆諸島・八丈島の北海上を北東へ通過し、房総半島に接近した。伊豆諸島や関東南部は大雨や暴風に見舞われ、神奈川県や千葉県では土砂災害が相次いだ。25号は22日未明以降は関東の東海上へ遠ざかる見込み。
神奈川県横須賀市と三浦市では21日午後、民家やアパートなどに土砂が流入。住人の女性計3人と連絡が取れなくなり、県警や消防が捜索している。千葉県袖ケ浦市でも、崩れた土砂の撤去作業をしていた50代男性が重機ごと崖下に転落し、病院に搬送されたが意識不明の重体という。
気象庁は同日午後0時40分に東京都大島町(伊豆大島)に警戒レベル5の土砂災害特別警報を発表。同町のほか千葉県市原市、君津市、袖ケ浦市、山武市、佐倉市、大多喜町で緊急安全確保が発令された。特別警報は同11時に危険警報に切り替えられた。
大島町では7日から8日にかけて前線の影響で土砂災害特別警報が出されたことがあり、今年2回目。同町の21日午後8時までの48時間雨量は832ミリに上り、この地点の統計史上最多記録を更新した。同庁の細見卓也予報課長は記者会見で「土砂災害警戒区域などでは何らかの災害が既に発生している可能性が極めて高い」と話した。
風雨の影響で羽田、成田両空港の発着便が多数欠航。千葉県内ではJRが総武線や内房線、外房線などの一部区間で運転を取りやめ、圏央道や東関東道などの一部区間が通行止めとなった。
25号は午後10時、同県銚子市の東南東約140キロの海上を時速35キロで北東へ進んだ。中心気圧は960ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。半径185キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側650キロ以内と西側440キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
〔写真説明〕台風25号の接近に伴う大雨で冠水した緑地=21日午後3時ごろ、千葉県市川市
〔写真説明〕台風25号が接近し雨が降る中、傘を差して歩く人たち=21日午前、東京都中央区
〔写真説明〕台風25号の接近に伴う大雨で冠水した道路を走る車=21日午後6時半ごろ、千葉県松戸市
(ニュース提供元:時事通信社)



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